狭小地でも快適な家を建てることは出来ます。
住まいの快適性に必要なポイントは、
- 断熱性
- 気密性
- 換気
- 採光
- 通風
です。
まず、断熱に関して、きちんとした断熱計画をする必要があります。
ほとんどのハウスメーカー、工務店、設計事務所では、断熱計画といっても、次世代省エネルギー基準基準をクリアする仕様でオッケーとしてしまいますが、それだけでは、快適な家はつくれません。
前にもこのブログで書きましたが、次世代基準クリアの家では、東京の冬の冷え込みに対して、まだまだ寒いです。結果、暖房をガンガン入れる羽目になってしまいます。
弊社では、キチンと断熱設計をして、夏や冬の暑さ、寒さに対して快適な状況をつくれるかシミュレーションを行います。当然、年間の光熱費はどれ位になるのかも計算します。
気密に関しては、工事の質がもろに出てくる場所です。気密の性能をあらわす指標を、C値といいます。
C値は、数値が小さい程、家の中の隙間が少なく、気密性がいいことを表します。
大手ハウスメーカーのC値は、およそ4〜5で、C値を公表しないハウスメーカーもあります。
弊社のつくる住宅は、C値1以下を基準に施工しております。
なぜ、気密がいい住宅をつくる必要があるかというと、断熱性能をいくら高めても、気密が悪いと、外から冷たい湿った空気が侵入して来てしまい、それが結露に繋がるからです。
結露が起きると、そこにカビやダニが発生します。発生したカビやダニを吸い込むと、アレルギーを発症する子供が多くなります。とても快適な生活が望めないからです。
換気も同様です。そして、家の中の空気を計画通り換気する為にも、気密は重要になります。
隙間だらけの家では、きちんと空気の入れ換えが出来ないのです。
つまり、
断熱と換気をキチンと行う為には、しっかり高気密、高断熱の家を設計出来る設計者に依頼する必要があり、
気密性の高い家をつくるには、高気密、高断熱を施工している工務店に依頼する必要があります。
次は、採光と通風について説明します。