まず、そもそもホームインスペクションとは、何か?
私の所属する日本ホームインスペクター協会では、
ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。
と、説明されています。
つまり、ホームインスペクションするものは、対象となる物件について、利害関係を有するものであってはならないのです。
なぜなら、ホームインスペクションをして、クライアントの不安をあおってリフォーム工事を受注するということが出来てしまうからです。
インスペクション(住宅診断)は、公平中立な第三者が、専門家の立場で、住宅を見きわめて、クライアントにアドバイスを行うということが、大前提としてあります。
そして、これらの行為には、当然費用が発生します。
この費用を無料として、インスペクションをサービスしているところは、疑いの目を持った方がいいと思います。
インスペクションした後の高額リフォームの受注を見越している可能性が非常に高いと思います。
その診断結果は、本当に公平中立な立場で、出しているものなのでしょうか?
最近、インスペクション無料という宣伝を多く見かけるので、注意喚起として記事を書きました。
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